Raffut 2020 

Raffut 2020

ラフュ
生産者:Sylvain Bock シルヴァン・ボック (アルデシュ地方/フランス)
品種:シラー100%

お馴染みのシルヴァン・ボックがシラー種100%で造る力強い赤です。

ヴァルヴィニエールの畑の樹齢約40年の樹の葡萄を、 1/3は除梗しマセラシオン・カルボニック法によりフレッシュさと飲みやすさを出し、2/3は全房にて伝統的なマセラシオンで発酵させ、このワインのしっかりとしたストラクチャーを作っています。その後 3-4 年使われた樹の香りのほとんどつかない樽で 12か月熟成させました。

シルヴァンは、このワインを完全な状態で味わうには「より空気を必要とする」と言っています。なので、デキャンタして抜栓してから最低でも1時間以上はおいてからゆっくり飲み始めるのがいいようです。

ルビーの色調。洗練された赤果実風味が徐々に広がっていきます。
口に含むと熟成されたフルーツに辛口チョコレートの風味があり、軽いタンニンもありますが、自然な口当たりでフレッシュ感も感じます。洗練された味わいは最近のシルヴァンのワインの特徴です。コート・ロティのようなエレガントさがあり、熟成によってより一層の深みが増していきそうなポテンシャルを感じます。

シラーといえば南仏では赤ワインの王様的な品種で、真っ黒い葡萄の果皮からタンニンたっぷりな重めのワインが生み出されますが、このラフはしっかりとしたボディーを持っていつつ、同時にフレッシュな果実味もあり絶妙のコンビネーションといえます。

鴨料理やその他の肉の煮込み料理などと合わせれば抜群の相性だと思います。