Tandem15

Tandem 2015

Tandem 2015  タンデム  クレマン エミリア  ロゼ ブリュット
生産者:Les Vigneaux レ・ヴィニョー (アルデシュ地方)

品種:グルナッシュ 80%、シラー 20%

 

お馴染みのタンデムの2015年のミレジム。
例年よりさらに果実の凝縮度が高いワインに仕上がっています。

タンデムは二人乗りの自転車のことです。
グルナッシュは全房をマセラシオン・カルボニック法*で、シラーは除梗してアルコール発酵させています。発酵醸造の方法を品種に合わせて変えることにより、グルナッシュのフルーティーさ、シラーのスパイシーさという品種の特徴を引き出して、組み合わせの絶妙のバランスを、タンデムのように、保つ工夫をしています。

鮮やかな赤色。凝縮感のあるカシスのような黒系果実に、酸を感じさせる小さな赤系果実の香りが混ざり、温かみを感じる香りです。
口に含むとジューシーな果実の風味が広がり、開いてくると甘酸っぱい風味が増し、果実味は豊かですが、アフターにかけてきれいなキレの良い酸が残ります。
アフターにはややドライなタンニンも僅かに舌に残り、口当たりの軽快さだけではない、赤ワインらしい締りの良い雰囲気が感じられます。

*マセラシオン・カルボニックMacération carboniqueという方法について少し解説します。

フランス語でマセラシオンは「醸し」、カルボニックは「炭酸の」を意味します。ブドウを、破砕せずに房ごと、充満する二酸化炭素と一緒に発酵槽の中に置いて嫌気(酸素がほとんどない)状態にさせることで、葡萄の粒の中で酵素が働き、皮の色素を分解し、フレッシュな香りと、渋みが少ないのに濃い色合いを兼ね備えたワインをつくる方法です。
レ・ヴィニョーでは、自重で潰れた葡萄の果汁の、天然酵母の働きによる発酵で、二酸化炭素を発酵槽内に充満させるという自然な方法をとっています。