Silène15

Silène 2015

Silène 2015 シレーヌ
生産者:Domaine les Deux Terres ドメーヌ・ドゥーテール (アルデシュ地方)
品種:メルロー100%


お馴染みヴァンサンとマニュの2人のドメーヌ、レ・ドゥーテールの、メルロー100%のキュベです。
2013年と2014年のものは皆様から好評をいただいて、完売となってしまいましたが、2015年が届きました。

メルロー種の葡萄は、どのような土壌気候でも比較的栽培しやすいといわれ、世界中で栽培されています。この品種単体で醸造されるワインは、よく「シルキー」や「絹のような」「なめらかな」という表現をされます。スムーズでエレガントなワインを作りやすいブドウとされています。

さてこのシレーヌの15年は、さんさんと太陽を浴びた、葡萄の凝縮度が濃い味わいです。
この年は、ここドゥーテールでもブドウの完熟が予想以上に早く、フルボディーの長熟タイプのワインにしようと決断したため、マセラシオン・カルボニックはせず、葡萄は全て手で除梗し、クラシックな仕込みを行ったということです。 結果的に、さすが15年といった感じの果実味の凝縮感に、メルロー特有のハリのある酸が寄り添うスタイルになりました。
タンニンも程よくあり、バランスの良さを感じさせます。13年、14年のものにもあった、ダークチェリーや、スミレ、腐葉土の香り。上品で滑らかな口当たり、スレンダーで洗練されたボディ、程良い粘土質のミネラルと、心地良く湿った果実の味わい等は健在です。
南のワインでこの繊細さは貴重です。

抜栓1時間後くらいより、凝縮したクリーミーな味わいに変化します。早く飲みたい場合は、デカンターされるとよいかと思います。

合わせる料理は牛や鶏肉の煮込みなどがピッタリではないかと思います。また季節柄、クリスマスの七面鳥や鴨のオーブン焼きにもいいのではないでしょうか。さらに、肉じゃがやすき焼きなどにも上品に合わせることができるため、和の食卓にも重宝なワインです。

因みにシレーヌSilèneはラテン語ではシレヌスSilenus。ギリシア神話には半神半獣(馬)の老人の姿で登場します。ワインの神ディオニューソスの教師であり、また忠実な従者でもありました。大量のワインを飲み、いつも酔っぱらっていますが、大変賢く、うまく捕まえて質問することができれば、人間に大事な秘密を教えてくれると考えられていました。