OrangeGrauburgunder20

Orange Grauburgunder 2020

Crémant Brut Nature 2014 クレマン ブリュット ナチュレ
生産者:トーマス・ハルテネック Thomas Harteneck(ドイツ・バーデン地方)
品種:グラウブルグンダー(ピノ・グリ)100%

 

トーマス・ハルテネック氏が創意工夫して造った、グラウブルグンダーのオレンジワインをご紹介します。

ブドウ品種のグラウブルグンダーは、フランスではピノ・グリと呼ばれますが、ドイツのバーデンでも昔から多く栽培されています。
畑の土壌はローム層の黄土が表面を覆っていて、下層には赤砂岩層があります。

彼が20年以上実践しているビオディナミ(バイオダイナミックス)の農法では、月の運行に合わせた独特の農業カレンダーをつかっています。
葡萄の収穫、選果は手作業で、2020年9月4日に行っています。この日はビオディナミでいう「果菜の日」に当たりました。つまり果実の成長、熟成にいい日を選んで収穫されたということです。ビオディナミの農法では、このように月のカレンダーに合わせて農作業を行うことが多いのです。

酸化していたり、腐敗した果実を丁寧に選り分けた(選果)あと、葡萄の房ごと一晩冷却します。まだまだ暑い時期なので発酵前の温度を低く保つことによってフレッシュな果実味をワインに与えることができます。
その後10日間房のままマセレーション(浸漬)し、野生酵母により発酵もはじまります。このように長いマセレーションをしたワインは果皮の色がつくのでオレンジワインといわれるのですが、グラウブルグンダーは薄いピンク色をした果実なのでワインはオレンジ色ではなく。淡い赤色になっていきます。
そして、その後、緩い圧力をかけながらゆっくり時間をかけて圧搾していきました。
そして、亜硫酸無添加、無濾過、無清澄で、9か月間、3分の2を古い木樽、3分の1を2年目の新しい栗の樽に入れて熟成させました。


グラスに注ぐと淡くて渋い赤色。
香りはイチゴ等の赤果実の成分にラベンダー、ローズマリー、カモミールなどのハーブのスパイシーなアロマが混ざります。
口に含むとフレッシュなイチゴ、レーズンのジューシーな味わいが特徴的ですが、その後ハーブ系のスパイシーな味わいが出てきます。タンニンも強めですが過剰ではありません。白ワインの品種を10日間マセレーションしただけなのにこのタンニン度合いは驚くべきことです。熟成のポテンシャルは相当高いと推測されます。
アフターはきれいな酸とミネラルが長く続きます。


カルパッチョ等のフレッシュな魚介類からはじめて、繊細なソースの肉料理まで、通しで楽しめます。
コンテやモンドールなどのチーズとも相性がいいでしょう。