Oct.2018
Alsace Wineries
アルザスのワイナリー

Oct.2018
フランス・アルザス地方
Domaine Schueller,Ginglinger,Frick シュレール、ガングランジェ、フリック

2018年の収穫を終えたシュレール、ガングランジェ、フリックの3軒の生産者たちを訪ねた。今年の収穫、葡萄の状況等について話を聞き、仕込まれたワインの試飲をしてきた。

昨日のアルザスは本当に秋日和のいい天気で、美しいボージュ山麓の秋の風景を堪能することができた。葡萄は収穫を終えて黄金色に色付き、景色を華やかにしている。

 

今年は6月に集中的な豪雨に見舞われ、ベと病などの被害が心配されたが、幸いその後の乾燥により被害はほとんどなかった。雨水はその後の暑さと乾燥の中でも地中に滞留し、葡萄樹は地下の水分やミネラルを十分に吸い上げることができたようだ。
夏の豊富な日照量により果実は例年より早く成長し、収穫は早い時期から開始された。結果、収穫量は3生産者ともここ数年で最多になったということで、全般的には良い年であったといえる。
しかし、夏の高温、乾燥の影響で酵母の働き方が例年とは違い、発酵途中で働きが鈍り発酵が止まってしまう危険があったりしたので、醸造には細心の注意が必要であったと3人共口をそろえて言っていた。

自分の畑に生息する天然酵母のことを知りつくしている彼らは様々な工夫をして対処している。ジャン・ピエール・フリックは白ワインに対しマセレーション(醸し)を例年以上に多くの品種に施すことにより酵母の働きを活性化することで対処していたし、ブルーノ・シュレールは微妙な温度調整をしていたりと各生産者は対応に知恵を絞っていた。皆この一か月くらい1日も休まずに発酵槽と格闘していたようだ。

各蔵でアルコール発酵がほぼ終わったワインを試飲した。全般的な印象は果実のボリューム感が凄くあり、ポテンシャルが高いと感じた。2018年のアルザスは豊かな果実味とミネラル豊富なしっかりしたボディーのグラマラスなワインが多くなるだろうと感じた。楽しみだ。

 
GingligerPinotBlanc
ガングランジェ
ピノブラン
FrickRiesling
フリック
リースリング
FrickPinotNoir
フリック
ピノノワール