Gewurztraminer CP 2015
Bruno Schueller

Gewurztraminer Cuvée Particulière 2015 ゲヴェルツトラーミナー・キュヴェ・パルティキュリエール

生産者:Bruno Schueller ブルーノ・シュレール(アルザス地方)
品種:ゲヴェルツトラーミナー(ゲヴェルツトラミネール)100%


おなじみのアルザスの作り手ブルーノ・シュレールのゲヴュルツトラーミナー2015年ヴィンテージを今回リリースします。

2015年のアルザス地方は全般的に好天に恵まれ、質量ともにいい年だったのですが、シュレールの畑だけは雨が少なく、ブドウを絞ってみたら平年の半分ほどの果汁しかとれませんでした。しかしながら、できたワインは凝縮感が抜群で、濃厚な果実味とミネラル豊富なものに仕上がりました。
ゲヴェルツトラーミナー種は、もともとアロマが特徴の品種なのですが、この2015年のシュレールのものは、その特徴をさらに濃厚にしたネクターのような香りと、ミネラルの引き締まった味わいが絶妙で、現在熟成も進み、貴重なものとなっています。

黄金色に近い濃い黄色の、とろりとしてボリューム感ある液体。鼻を近づけると、洋梨やすりおろした林檎を思わせる香りが立ちます。
口に含むとライチや桃などのアロマがタップリで、圧倒的な果実の旨味は甘みを感じさせますが、その後に来るキリッと引き締まった、酸味とミネラルの凝縮した味わいは、ドライな辛口の味わいです。
アフターも、果実とミネラルの余韻が長く残ります。

最近のアルザスのケヴュルトラミナーは軽めに仕上げるものが多い中、この凝縮感と酸味の調和は得難いものがあります。

アペリティーフ(食前酒)にもいいのですが、濃厚な脂身のフォワグラ料理に合わせるのはフランスでは定石となっています。他にもアルザス特産の濃厚な香りのチーズ、マンステールにはぴったりです。香りが強いので、香辛料を使ったアジアのエスニック系の料理に合わせると面白いです。日本ではそばに合うという人がいますが、これからの季節に冷たいざるそばと一緒にお試しいただくのも一興かと存じます。

ゲヴュルツトラーミナー種についてもう少し書いておきます。
ゲヴュルツ Gewürz とはドイツ語で香辛料を意味します。トラーミナーは北イタリアの南チロル地方などに古くからある品種で、後に、イタリアからドイツやフランスのジュラ地方などに普及しました。
ゲヴュルツトラーミナーはトラーミナー種の変異種で、アロマが非常に強いことから、香辛料(ゲヴュルツ)といわれるようになったと考えられています。

現在、このブドウを世界で最も多く栽培しているのは、フランスのアルザス地方です。アルザスの冷涼な気候に適していることがその理由でしょう。
アルザスワインの中では、ゲヴュルツトラーミナーは、リースリング、ピノ・グリ、ミュスカとともに、高級ワインとされています。

ゲヴュルツトラーミナーのワインには、このシュレールのもののような辛口と、甘口の2タイプがあり、甘口には、ヴァンダンジュ・タルディヴやセレクション・ド・グラン・ ノーブルなどのワイン愛好家を魅了する甘口のデザートワインがあります。

夏本番に向かうこれから、よく冷やして、アウトドア等で、このアロマが心地よいワインを是非どうぞ。