Crémant d’Alsace 2016
Pierre Frick

Crémant d´Alsace 2016 クレマン・ダルザス
生産者:Pierre Frick  ピエール・フリック(アルザス地方)
品種:ピノ・ブラン、ピノ・グリ、リースリング

お馴染みのアルザスはプファフェンハイム村のジャン・ピエール・フリックの造るクレマンです。

ピノ・ブラン、ピノ・グリ、リースリングの3種の白用葡萄品種をアサンプラージュ(醸造後にミックス)しています。例によって、一切加糖をせず、ブドウ果汁の糖分のみで瓶内二次発酵をさせています。亜硫酸も無添加で、完全なヴァン・ナチュールの造りです。

泡立ちは細かくきれいで色合いは淡い黄色です。香りは穏やかでイーストやバナナやスグリのドライフルーツのアロマが少々感じられます。口に含むと糖度ゼロに近い辛口でトニックなニュアンスがあり、柑橘類、香ばしいパンのような味わいがあり、アフターはミネラルが感じられます。

ハム・ソーセージ類の前菜、刺身、生ガキなどとはピッタリでしょう。

ところで、発泡性のワイン(スパーリング・ワイン)にはいろいろな種類、名称があり、ちょっと複雑な場合があります。フランスにはシャンパーニュChampagne、ムスーMousseux、クレマンCrémant、ぺティアン Petillanの4種類があります。シャンパーニュ以外は主に発泡の度合いによる区分です。

まず、シャンパーニュはご存知のようにシャンパーニュ地方で指定された品種、製法で造られるワインのみに使われる名称です。最初に原料葡萄で非発泡のワインを造り、次に再度発酵させる為に天然酵母とその養分となる蔗糖を加え、瓶の中で2次発酵をさせて泡を瓶内に閉じ込めるという造り方(シャンパーニュ方式)をします。ガス圧は5〜6気圧程度です。

ムスーは泡という意味で、スパークリグワイン一般を差す「ヴァン・ムスー」という言葉もあるので紛らわしいのですが、ここでいうカテゴリーは地名と一緒に例えば、「アンジュー・ムスー」「ソミュール・ムスー」と名乗るものを差します。シャンパーニュ方式でガス圧5〜6気圧程度の発泡度合いのワインをいいます。

今回お出しするクレマンは、シャンパーニュ方式で造られ、ガス圧3.5気圧のもので、やはり地名を後につけて「クレマン・ド・ジュラ」のように名乗ります。ドイツのゼクトSekt、スペインのカヴァCava、イタリアのスプマンテSupmanteはこれとほぼ同じカテゴリーです。

ぺティアンはガス圧2.5気圧以下で二次発酵はさせず、最初の発行時に炭酸ガスを残して造ります。近年、自然派の多くの造り手が手がけています。私たちもビネールやジャン・ルイ・トリブレーのものをお出ししています。

試飲会にお越しいただき是非今回のクレマンをお試しください。